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 第24回公演
 『赤い鳥、逃げた』

 作:大橋 泰彦

日時:1993年8月21日(土)・22日(日)

場所:砺波市文化会館 多目的ホール



■STORY■

ある家庭の茶の間。

家族団らん夕餉の食卓をかこみながら、テレビを観ている
家族3人。
するとどこからか、見知らぬ女が入ってくる。
わけのわからぬ女をテレビの世界へ帰そうとする家族は、
上へ下への大騒ぎ。

場面が変わるとそこは、ある航空会社のテレビコマーシャルの
撮影現場。
一人の少女がカメラの前で、ディレクターの指示に従って
演技を繰り返している。
そこに紛れ込んだ家族は、少女を自分たちの娘だといい、
連れ帰ろうと撮影クルーともみ合いになる。
かみ合わない会話、つじつまの合わない状況、現実の茶の間と
虚構のフィルムの世界、
登場人物たちはそこで右往左往する。

やがてそれは生死をわかちあった家族であることが暴かれ、
何気ない日常だったあの茶の間の団欒が、家族にとって
かけがえのない時間として競りあがってくる。


 ■CAST■

    男1:坂井 宏彰
    男2:湯尾 雅紀
    女1:K子
    女2:ちゃえき
     父:雄一
     母:むつお
     娘:西村 さおり
ディレクター:宮本 勝浩
    片桐:ニーチェ石原
     東:安地 亮

 ■STAFF■

  演出:七色 夢蜥蜴
  効果:西村 恵子
  衣装:西村 さおり
  照明:tarow
 大道具:玉井 健一
 小道具:むつお
  制作:小幡 豊