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第33回公演
『AR~芥川龍之介素描』
作:如月小春
日時:2002年8月10日(土)・11日(日)
場所:福野文化創造センター 円形劇場ヘリオス
■STORY■
一人の作家がいた。
ある強い風の、吹く日。
風にバタバタあおられて、樹が、
たわわな緑がのけぞるように、騒いでいる。
細い枝が激しくしなり、木の葉が、木の葉の一つ一つが、
皆、違う表情で、
はためく、きらめく、裏返る。
見ているだけで息が苦しくなるくらい、
すさまじくきれいな見世物だった。
彼は思った。
ああ、あれを書きたい。あのように書きたい。
一生を賭しても書くことを仕事にしたい。
彼にとって、“書くこと”とは、何だったのだろうか?
■CAST■
作家:ニーチェ石原
編集者:宮本 勝浩
【蜘蛛の糸】
語り手:玉井 健一
カンダタ:湯尾 雅紀
【羅生門】
語り手:菅原 清美
下人:湯尾 雅紀
老婆:雄一
【杜子春】
語り手:坂本 好信
杜子春:宮島 康寛
マダム:湯尾 雅紀
母:あかせ
【地獄変】
公家1:坂元好信
公家2:孝
公家3:浅野 智未
公家4:あかせ
良秀:雄一
娘:麻保良
弟子:宮島 康寛
大殿:湯尾 雅紀
【或る阿呆の一生】
妻:K子
兄:ちゃえき
弟:麻保良
医師:孝
女:菅原 清美
夏服の男:七味 零
■STAFF■
演出:K子
効果:竹本 真一(協力)
衣装:西村 さおり/谷内 也絵子
大道具:玉井 健一/谷井 政夫/宮島 康寛
小道具:むつお
照明:tarow/西村 さおり/吉本 きりん
音響:雄一/ちゃえき/浅野 智未/宮本 千賀子