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第30回公演
『透明人間の蒸気(ゆげ)』
作:野田秀樹
日時:1999年10月16日(土)・17日(日)
場所:砺波市文化会館 多目的ホール
■STORY■
二十世紀末、鳥取砂丘の土産物屋に、目が見えず耳も聞こえない
少女ヘレンケラがサリババ先生と共に暮らしていた。
ヘレン・ケラは光や音を感じることができない。
でも、足の裏で響きを感じ会話する事ができた。
そこへ刑事に追われた結婚詐欺師の透アキラがやってきた。
二人は出会い、そしてケラはアキラを神様として崇めるように
なる。
一方、帝の勅命を受けた華岡軍医らが後世へ伝えるべき二十世紀の肉体にアキラを選んだ。
しかし、アキラを二十一世紀へ送ろうとした瞬間、事故のため
アキラは透明人間になってしまう。
しかし、事故によって変化がおきたのはアキラだけではなかった。
砂丘にあいた黄泉の穴から二十世紀を黄泉に引きずり込もうと
あらわれた魔物達がアキラをつけねらう。
透明人間になってしまったアキラは再びケラと再会し、自分が
透明人間になってしまった事を知る。
アキラの姿は誰にも見る事が出来なかった。
ただ、一人、ケラだけを除いて……。
自分の理解を超える透明な存在を消そうとする華岡軍医、透明
人間を見世物にして一商売企もうとするサリババ、そして、
アキラを騙そうとする黄泉の国の魔物達。
透明になった肌をなおすために「黄泉の国の湯」を探し当てる
べく、“世紀末のロミオとジュリエット”アキラとケラの
逃避行が始まる。。
■CAST■
透アキラ:湯尾 雅紀
ヘレン・ケラ:菅原 清美
サリババ先生:宮本 勝浩
華岡軍医:安地 亮
愛染かつら看護兵:K子
のらくろ軍曹:雄一
ロボット三等兵:宮島 康夫
有閑マダム・ナナ:あかせ
住友花子:ちゃえき
父刑事:七味 零
イザナミのミコト:むつお
ドの神:二―チェ石原
ミの神:西村 さおり
ソの神:七味 零
■STAFF■
演出:ニーチェ石原
舞台監督:K子
効果:雄一
衣装:西村 さおり
大道具:谷井 政夫/竹島 淳一
小道具:むつお
照明:tarow
制作:小幡 豊